「9か月で550万円達成」に騙された!SNS副業詐欺の手口と見分け方

「9か月で550万円達成!」「副業を始めたら生活が変わった!」——料理や育児のSNSアカウントに届く副業の誘いに乗ったら、お金だけを取られて消えた。こんな被害が今、急増しています。2026年7月1日、大阪のアプリ開発会社の代表ら13人が詐欺容疑で再逮捕されました。

何が起きたのか

大阪のアプリ開発会社の代表の男(29歳)ら13人は、2025年11月から2026年3月にかけて、女性3人に対し「スタート9か月で550万円達成」などのウソをついて副業収入を名目に、計約101万円をだまし取った疑いで再逮捕されました(毎日放送ニュース2026年7月1日付)。

被害者はSNSで料理や子育て情報を発信する人気アカウントからダイレクトメッセージ(DM)を受け取りました。まさか、そのアカウントが詐欺師に買い取られたものだとは気づかなかったのです。

手口の解説

SNS副業詐欺の4ステップ:人気アカウント乗っ取り→DM送信→情報商材購入→逃走

①【準備】人気インフルエンサーのSNSアカウントを買い取る
詐欺師グループは、離乳食レシピや子供向け弁当など、フォロワー約50万人を持つ人気アカウントを仲介業者を通じて購入しました。フォロワーはそのアカウントを長年信頼してきた人々です。

②【接触】信頼できる人物を装ってDMを送る
アカウントを乗っ取った後、「スタート2か月で10万円収益達成」「副業で人生が変わった」などの投稿を続けながら、フォロワーに副業の勧誘メッセージを送りつけます。日頃から信頼していたアカウントからのメッセージなので、疑いにくいのです。

③【金銭要求】高額な情報商材・講習代を請求する
「副業のノウハウを教える」として情報商材や有料講習の購入を迫ります。「先着〇名限定」「今だけ特別価格」などと急かし、数万〜数十万円を振り込ませます。

④【逃走】支払い後に連絡が取れなくなる
お金を振り込んだ後、相手からの連絡が途絶えます。アカウントはブロックされるか削除され、資料も届かず、返金も不可能な状況になります。

今日からできる対策

SNSのDMで副業を勧められたら即疑う
普段料理や育児を発信しているアカウントが突然「副業で稼げる」とDMを送ってくることは、本来ありえません。どれだけ信頼していたアカウントでも、DMでのお金の話は詐欺を疑ってください。

「高額収入の証拠写真」は信用しない
「月収〇百万円達成」「振込履歴」などの画像は簡単に偽造できます。実績を示す写真が添付されていても、それだけで信じないようにしましょう。

お金を払う前に会社・人物を検索する
勧誘してきた相手や会社名を検索すれば、詐欺被害の口コミやニュースが見つかることがあります。支払い前に「〇〇 詐欺」で検索する習慣をつけましょう。

「限定・今すぐ」の言葉で急かされたら立ち止まる
「今日だけ」「残り3枠」など、急かす言葉は詐欺の常套句です。焦りを感じたときこそ、一度冷静になって家族や友人に相談しましょう。

フォロー中のアカウントでも「本人か確認」する
アカウントが第三者に買い取られた可能性があります。急に雰囲気や内容が変わったアカウントからのDMには特に注意してください。

もし被害に遭ったら

お金を振り込んでしまった場合、早急に行動することが大切です。

  • 🏦 振込先の銀行に即連絡:振込先口座の凍結を求める手続きができます。振り込み直後ほど効果があります。
  • 💬 消費者ホットライン「188」(いやや):消費生活センターに相談できます。
  • 📞 警察相談専用電話「#9110」:詐欺被害として相談できます。振込明細・DMのスクリーンショット・アカウント名を記録しておきましょう。
安国院道和
安国院道和

長年フォローしてきた信頼できるアカウント——それさえも、詐欺師に乗っ取られる時代です。SNSで「お金の話」が出てきたら、それがどんなに親しい相手でも、一度立ち止まってください。その一歩が、大切なお金を守ります。

出典

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