2026年6月、警察庁が緊急の注意喚起を発しました。警察官を名乗る人物から電話がかかってきて、金塊(インゴット)を騙し取るという新たな手口です。被害件数はすでに163件・被害額58.2億円にのぼります。
何が起きているのか
「あなたに逮捕状が出ています」「口座が犯罪に使われています」――こんな電話を受けたら、まず疑ってください。
警察庁が2026年6月5日に公表した「ニセ警察詐欺の特異な手口」によると、ニセ警察官が次のような要求をしてくる事案が急増しています。
- 身の潔白を証明するため「資産を提出しなさい」と金地金(金塊・インゴット)を要求
- 「身体確認が必要」として裸になるよう求めてビデオ通話を強要(247件以上確認)
本物の警察官が電話でこのような要求をすることは絶対にありません。
手口の流れ
①電話で「逮捕状」を告げる
警察・検察・金融庁などの名前を使い、「あなたは犯罪に関わっています」と不安を煽ります。
②「資産を守るため」と誘導
「口座が凍結されます」「今すぐ資産を保護しなければ」と急かし、判断力を奪います。
③金塊・現金を要求
「証拠として資産を提出してください」「捜査のため預かります」と言い、金塊や現金を直接受け取りに来るか、宅配便で送らせます。
④ビデオ通話でさらなる被害も
「本人確認が必要」と称してビデオ通話に誘い込み、わいせつな要求をしてくる事案も247件以上確認されています。
今日からできる具体的な対策
✅ 「逮捕状」「口座凍結」の電話はすべて詐欺です
警察・検察・金融庁が電話で逮捕状を告知したり、資産の提出を求めることはありません。
✅ 電話を切って、自分で番号を調べてかけ直す
相手が教えた番号には折り返さず、警察署や金融庁の代表番号を自分で調べてかけ直してください。
✅ ビデオ通話での「本人確認」は絶対に応じない
ビデオ通話で裸を見せるよう求められても、絶対に応じないでください。
✅ 金塊・現金を渡す前に家族に相談
「今すぐ」「誰にも言うな」は詐欺の合言葉です。一人で判断せず、必ず家族に話してください。
✅ #9110(警察相談専用電話)に電話
「本当に警察からの連絡か不安」という場合は、#9110に電話して確認できます。

「逮捕状が出ている」という言葉は、人を瞬時に動揺させるための罠です。
冷静に電話を切り、自分で番号を調べて確認する。この一手間が、あなたの財産と尊厳を守ります。
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