SNSで始まる「暗号資産投資」に要注意!1〜3月だけで被害4,560億円・急増する手口と対策

「LINEで知り合った人から投資を勧められ、ビットコインを送ったら全部消えた」——このような被害が今、急増しています。警察庁の統計によると、2026年1〜3月の3か月だけでSNS型投資詐欺の被害総額は4,560億円に達し、特に暗号資産(ビットコインなど)を送金させる手口が前年同期比+188%と急拡大しています。(警察庁 SOS47)

何が起きているのか

2026年1〜3月の3か月間に、全国でSNS型投資詐欺が3,397件認知され、被害額は4,560.7億円に上りました。なかでも被害額が最大のカテゴリは「暗号資産送信型」で、認知件数は前年同期比+173%、被害額は+188%と急増しています。

被害に遭いやすい年代は50代と60代で被害全体の半数以上を占めており、LINEとInstagramが被害のきっかけになったケースが約半数です。知り合いを装った勧誘や、著名人の偽アカウントを使った広告が入り口となるケースが多く報告されています。

手口の解説

SNS型暗号資産投資詐欺の4ステップ:SNS接触→偽アプリで信用→ビットコイン送金→全額消滅

①【接触】LINEやInstagramで「投資グループ」に誘われる
SNSで突然「投資の勉強会グループに入りませんか」「知人の紹介です」とDMが届きます。著名な経済評論家・芸能人の偽アカウントが投資広告を出すケースも多発しています。グループに入ると、「実績のある投資家」が「秘密の投資情報」を教えてくれます。

②【信用させる】偽の投資アプリで「利益が出ている」と見せる
「専用アプリに登録すると利益が見える」と誘導し、画面上では資産が着実に増えているように見えます。最初は少額の「出金成功体験」をさせ、大きな金額を投じさせます。

③【暗号資産を要求】「ビットコインで送ると税金が安い」と勧める
「暗号資産で送金すれば税金の節税になる」「暗号資産取引所でビットコインを買って送金してください」と指示されます。現金よりも追跡が困難な暗号資産を使うことで、詐欺師は証拠を残しにくくします。

④【逃走】出金しようとすると次々に追加費用を要求→音信不通
「利益を出金するには手数料が必要」「税金を先払いしてください」「アカウントがロックされた。解除費用を払って」と際限なく追加送金を要求し、最終的に連絡が取れなくなります。アプリも消えます。

今日からできる対策

SNSで「投資の勧誘」が来たらブロックする
面識のない人物からの投資話は例外なく詐欺と思ってください。「知り合いの紹介」であっても、実際にその知り合いに電話で直接確認しましょう。

「ビットコインで送金して」は詐欺のサイン
正規の投資では暗号資産での支払いを求めることはありません。「暗号資産を買って送金して」と言われた瞬間が詐欺と確信するタイミングです。

著名人の投資広告は偽物と疑う
SNSに出てくる有名人の投資広告は、ほぼすべてが偽物です。本物の著名人が「絶対儲かる投資法を教えます」と広告を出すことはありません。

出金できない・追加費用を求められたら即座に連絡を断つ
「出金には手数料が必要」と言われた時点が詐欺確定のサインです。これ以上送金せず、消費者ホットラインか警察に相談してください。

「専用アプリ」に個人情報や資金を入れない
公式のApp Store・Google Playにないアプリ、または見慣れない金融アプリには絶対に個人情報や資金を入れないでください。

もし被害に遭ったら

  • 💬 消費者ホットライン「188」(いやや):返金・被害回復の相談ができます。弁護士への紹介も行っています。
  • 📞 警察相談専用電話「#9110」:詐欺被害として届け出てください。SNSのやりとり・アプリ画面・送金履歴のスクリーンショットを保管してください。
  • 💱 暗号資産取引所に連絡:送金してしまった場合でも、送金先アドレスを記録して取引所に報告することで調査につながることがあります。
安国院道和
安国院道和

「ビットコインで送金してください」——この一言が出た瞬間、それは詐欺です。LINEで仲良くなった相手でも、グループで「実績を見せてもらった」としても、暗号資産の送金を求められたら絶対に断ってください。188番にすぐ電話を。

出典

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