「訴訟最終通告」のハガキ・SMSが届いた!架空請求詐欺の手口と無視でいい理由

突然届いた「訴訟最終通告」のハガキ、「法的手続きに移行します」というSMS——思い当たることがなくても、怖くなって連絡してしまう方が多くいます。しかしこれは架空請求詐欺の典型的な手口です。絶対に連絡してはいけません。2026年も「NTTファイナンス」「有料動画サービス」を名乗る架空請求が多数報告されています。

何が起きているのか

架空請求詐欺とは、実際には存在しない料金や未払い金を請求し、支払わせる詐欺です。ハガキ・封書・SMS(ショートメッセージ)・電子メールなど、さまざまな手段で届きます。

2026年も「NTTファイナンス」「裁判所」「法務省」「有料コンテンツ管理センター」などを名乗る架空請求が多数報告されており、消費者庁や国民生活センターが注意を呼びかけています。特に近年は個人の固定電話や携帯電話番号に直接SMSが届くケースが増え、高齢者を狙った被害が続いています。

手口の解説

架空請求詐欺の4ステップ:偽ハガキ・SMS受信→焦って電話→コンビニ払い要求→金銭被害

①【接触】「訴訟最終通告」のハガキ・SMSが届く
「有料動画サービスの未納料金が発生しています」「本日中に連絡がなければ法的手続きに移行します」「財産の差し押さえを行います」などと書かれたハガキやSMSが届きます。実在する機関名や裁判所の名前が使われることもあります。

②【焦り】不安になって記載の番号に電話してしまう
「心当たりはないけど万一のため確認しよう」と電話すると、相手は「未払い記録がある」「今すぐ払わないと逮捕される」などとさらに不安を煽ります。電話したことで「つながる番号」として認識され、その後も繰り返し連絡が来ます。

③【要求】コンビニ払い・電子マネー・振込を指示される
「コンビニでプリペイドカードを購入してください」「ビットコインで送金してください」「今すぐ銀行振込を」などと急かされます。正規の請求機関がこのような支払い方法を求めることはありません。

④【被害】支払い後に連絡が途絶える
支払うと「解決した」と言われますが、その後も別名目で追加請求されるケースもあります。一度支払ってしまうと「騙される人」として名簿が出回り、同様の詐欺の標的にされることがあります。

今日からできる対策

「身に覚えがない請求は無視する」が鉄則
本物の法的手続き(裁判所からの通知)は、特別送達という形式で届き、SMSやハガキで突然届くことはありません。身に覚えのない請求が届いても、記載の番号には絶対に電話しないでください。

「本日中」「今すぐ」という言葉は詐欺のサイン
正規の請求や法的手続きに「今日中に連絡しなければ差し押さえ」という即日対応を迫るものはありません。急かされたときほど、立ち止まって誰かに相談しましょう。

連絡してしまった場合は個人情報を教えない
万一電話してしまっても、名前・住所・口座番号・クレジットカード情報を絶対に教えないでください。電話口で「確認のため」と言われても情報提供は不要です。

ハガキ・SMSは捨てずに保管する
相談・通報する際の証拠になります。届いたハガキやSMSのスクリーンショットを残しておきましょう。

家族・知人に「無視していい」と伝える
「突然届いた請求書は詐欺かもしれない」「記載の番号には電話しない」を家族・知人に伝えておきましょう。電話することで被害が始まります。

もし被害に遭ったら・不安なときは

  • 💬 消費者ホットライン「188」(いやや):架空請求の相談ができます。「連絡してしまった」「お金を払ってしまった」場合も対応してもらえます。
  • 📞 警察相談専用電話「#9110」:詐欺被害・不安な連絡として相談できます。ハガキやSMSを保管してから電話しましょう。
  • 🏛️ 本物の裁判所からの通知か確認する方法:本物の特別送達は郵便局員が直接手渡します。不安なら最寄りの裁判所に電話(届いた書類に書かれた番号ではなく、電話帳や公式サイトで調べた番号)して確認してください。
安国院道和
安国院道和

「訴訟」「逮捕」「差し押さえ」——これほど怖い言葉はありません。しかし詐欺師はその恐怖をわざと使います。怖い言葉ほど、まず「無視」。分からなければ188番へ。それだけで被害を防げます。

出典

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