「本物の警察署の番号」が表示されても詐欺!電話番号偽装(スプーフィング)詐欺の手口と対策

スマートフォンに「警視庁」や近くの警察署の本物の電話番号が着信表示された——でも、それは詐欺かもしれません。「電話番号偽装(スプーフィング)」と呼ばれる技術を使い、海外にいる詐欺師が国内の警察署番号をそのままコピーして発信する手口が急増しています。2025年1〜2月だけで被害は100億円を超え、警察庁も緊急の注意喚起を発出しています。

何が起きているのか

2024年6月から12月の半年間で、末尾が「0110」の国際電話番号からの着信件数が200倍超に急増したことが通信分析企業の調査で明らかになりました。(トビラシステムズ調べ)「0110」は日本の警察署番号によく使われる末尾番号です。

仕組みは単純です。海外から発信された国際電話に、スプーフィング技術で「〇〇警察署 03-XXXX-0110」などの実在する番号を上書きして送信します。受け取った側のスマートフォン画面には、本物の警察署の番号がそのまま表示されます。着信を折り返せば本物の警察署につながりますが、最初にかかってきた電話は偽物です。

2026年の特殊詐欺被害は1,400億円を超えて過去最悪となっており、詐欺電話のおよそ67%が海外からの発信となっています。

手口の解説

電話番号スプーフィング詐欺の4ステップ:本物そっくりの番号で着信→警察官を名乗る→送金・現金要求→実は海外から偽装発信

①【偽着信】本物の警察署番号がスマートフォンに着信表示される
「03-3581-0110(警視庁の代表番号)」「地元警察署のXXXX-0110」など、実在する警察署の番号がそのまま着信画面に表示されます。ネットで番号を調べると本物の警察署のページが出るため、「本物だ」と信じてしまいます。

②【なりすまし】「警察の○○です。あなたの口座が犯罪に使われています」
電話に出ると流暢な日本語で「捜査一課の〇〇です。あなたの銀行口座が犯罪グループに利用されており、資産保護のため手続きが必要です」などと告げます。SNSのビデオ通話に切り替え、偽の警察手帳や逮捕状の画像を見せるケースも報告されています。

③【誘導】「口座の確認」「資産保護」を名目に現金・送金を要求
「口座を安全な場所に移す必要がある」「現金を出して確認させてほしい」と言い、現金の手渡し、銀行振込、金塊購入、暗号資産の送金などを要求します。「他の人に話してはいけない」と口止めも行います。

④【正体】すべて海外にいる詐欺師からの偽電話
電話の発信元は海外にいる詐欺グループです。表示された番号を折り返してもスプーフィングの逆経路はないので、折り返した電話は本物の警察署につながります。しかし最初にかかってきた電話は完全な偽物です。

今日からできる対策

「国際電話不取扱受付センター」に申し込んで国際電話を無料でブロック
NTTが提供する「国際電話不取扱受付センター(0120-210-364)」に電話するだけで、海外からの国際電話着信を無料でブロックできます。詐欺電話の67%が海外発信なので、これだけで大きな効果があります。

警察・行政機関からの電話で「お金・口座の話」が出たら即座に疑う
本物の警察や銀行は電話で「資産を移して」「現金を用意して」と言いません。そのような話が出た時点で詐欺と判断し、電話を切ってください。

着信番号が「本物」に見えても信用しない
スプーフィング詐欺の最大の特徴は「番号が本物に見える」ことです。ネットで調べて本物の警察署番号と一致していても、かかってきた電話は偽物の可能性があります。

電話を一度切り、自分で調べた番号にかけ直す
警察・行政機関を名乗る電話が来たら、一度切って自分でその機関の電話番号を調べ、かけ直してください。「切らないで」と言われても、切ることが正解です。

「ビデオ通話で警察手帳を見せる」も詐欺のサイン
実際の捜査でビデオ通話を使うことはありません。「スマートフォンのビデオ通話に切り替えて」と言われた時点で詐欺確定です。

もし被害に遭ったら

  • 💬 消費者ホットライン「188」(いやや):返金・被害回復の相談ができます。
  • 📞 警察相談専用電話「#9110」:詐欺被害として届け出てください。通話時刻・着信番号・要求内容を記録しておきましょう。
  • 🏦 振込先銀行に即連絡:送金してしまった場合は、口座凍結依頼をしてください。
  • 📵 国際電話不取扱受付センター「0120-210-364」:国際電話の着信を今すぐブロックできます(無料)。
安国院道和
安国院道和

「本物の番号が表示されているから大丈夫」——その安心感こそが詐欺師の狙いです。今すぐ「0120-210-364」に電話して国際電話をブロックしてください。無料で、5分でできる最強の対策です。ご家族の分も一緒にどうぞ。

出典

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