玄関前に置いた荷物、実は誰かに狙われているかもしれません。高知市で相次いだ「置き配」の盗難被害から、今日からできる対策を紹介します。
何が起きたか
高知市の集合住宅で、置き配の荷物が盗まれる被害が相次ぎました。
警察は2026年8月24日、窃盗の疑いで介護施設職員の男(51)を逮捕しました。
逮捕容疑は、8月6日午後8時ごろ、20代男性宅の玄関前にあったキャリーケース1個を盗んだというものです。
被害者からの届け出を受け、周辺の防犯カメラを調べたところ、容疑者の姿が確認されました。
容疑者は「間違いない」と容疑を認めているということです。
同じ集合住宅の近くでは、2026年7月にも置き配の荷物が盗まれる被害が起きていました。警察は、この事件との関連についても調べています。
置き配は、今や多くの家庭で使われている受け取り方法です。ある全国調査によると、置き配の利用率は73.6%にのぼり、6年連続で増加しています。
一方で、利用者の43.0%が「盗難などが不安」と回答し、実際に盗難被害にあったことがある人は3.9%にのぼるという結果も出ています。特別な家だけでなく、誰の家でも起こりうる被害だといえます。
犯行の手口
置き配の盗難は、次のような流れで起きることが多いとされています。
①下見 — 玄関前やエントランスに置かれた荷物を見つける
②接近 — 人目が少ない夜間や早朝の時間帯を狙って近づく
③持ち去り — 荷物ごと、または中身だけを盗んで立ち去る
配達直後は荷物が届いたことに気づきにくく、放置される時間が長くなりがちです。今回の事件も、被害に気づくまで時間がかかった可能性があります。

今日からできる対策
- 荷物の受け取り場所を、宅配ボックスや玄関の中など人目につかない場所に指定する
- 配達通知が届いたら、できるだけ早く荷物を室内に取り込む
- 高額な商品は「置き配」ではなく「対面での受け取り」を選ぶ
- 玄関先に人感センサー付きライトや防犯カメラを設置する
- 荷物の中にGPS発信機を入れておくと、盗まれた際に追跡できることがある
もし被害に遭ったら
荷物がなくなっていたら、まず配達を担当した業者に連絡し、配達記録や写真を確認してもらいましょう。
置き配の荷物を持ち去る行為は、窃盗という犯罪です。不審な人物を見かけたり、荷物がなくなっていたりしたら、110番に通報してください。
犯罪かどうか迷う場合は、警察相談専用電話「#9110」に相談できます。
補償に関するトラブルなど、お金に関わる悩みは消費者ホットライン「188(いやや)」でも相談できます。

「玄関に荷物を置きっぱなしにしない」——それだけでも、被害を防げます。今日から少しずつ、できることを始めましょう。
コメント