あなたのスマホに「+1」から始まる知らない番号の着信はありませんか。高知県では特殊詐欺の被害が7億円を超え、その入口の多くが国際電話でした。
何が起きたか
高知県内では2026年7月末時点で、特殊詐欺の被害が91件、被害総額は7億1121万253円にのぼることが分かりました。
これはわずか7か月間で、2024年の年間被害額に迫る勢いだといいます。高知県警によると、2026年に確認された詐欺被害のうち約4分の1で「国際電話」がきっかけになっていました。
「+1」はアメリカやカナダの国番号ですが、国際電話を装った着信からニセ警察詐欺・架空料金請求詐欺・還付金詐欺などにつながるケースが相次いでいます。(テレビ高知、2026年8月5日配信)
手口の解説

①【着信】「+1」など見慣れない国番号から電話がかかる
スマホや固定電話に、見たことのない国番号から突然電話がかかってきます。留守番電話に自動音声が残っていることもあります。
②【誘導】自動音声や役人・警察官を名乗る声で不安を煽る
「電話料金が未納です」「あなたの口座が不正利用されています」などと告げ、ガイダンスに従って番号を押させたり、折り返しをさせたりします。
③【要求】ATMやネットバンキングで振り込ませる
不安になったところで「今すぐ手続きが必要」と急かし、ATMでの振込やネットバンキングでの送金、個人情報の聞き出しにつなげます。
今日からできる対策
✅ 「+」から始まる見慣れない番号の電話には出ない
知らない国番号からの着信は、まず詐欺を疑いましょう。出なければ被害は起きません。
✅ ナンバーディスプレイ機能で発信元を確認する習慣をつける
固定電話ならナンバーディスプレイ機能を使い、知らない番号は取らずに済むようにしておきます。
✅ 固定電話は「国際電話不取扱受付センター」に申し込む
0120-210-364(通話料無料)に申し込むと、海外からの着信・発信を無料で止められます。
✅ スマホには詐欺対策アプリを入れておく
詐欺の疑いがある番号からの着信を自動で警告・拒否してくれるアプリを活用しましょう。
✅ 自動音声の指示には従わず、その場で切る
ガイダンスで番号を押させるのも手口の一部です。話の途中でも構わないので電話を切りましょう。
もし被害に遭ったら
お金を振り込んでしまった、または振り込みそうになった場合は、すぐに行動してください。
- 💬 消費者ホットライン「188」(いやや):最寄りの消費生活センターにつながり、返金の相談ができます。
- 📞 警察相談専用電話「#9110」:警察への相談窓口です。着信履歴や振込明細を準備しておきましょう。
- 🏦 振込先の銀行にすぐ連絡する:振込直後であれば、組戻し(振込の取り消し)ができる場合があります。

見知らぬ「+」の番号が光った瞬間、指がつい伸びてしまう気持ちはよく分かります。しかし出なければ、それだけで被害は防げます。迷ったら切って、家族や警察に一本、電話をかけてください。