高級時計店がハンマーで襲われ、わずか10秒で2億円が消えました。あなたの家の貴重品も、実は狙われているかもしれません。
何が起きたか
2026年8月25日正午ごろ、東京都中野区の商業施設「中野ブロードウェイ」で事件は起きました。1階の時計店が狙われました。中野ブロードウェイは、時計店や古物商が集まる、東京都内でも有名な商業施設です。
男2人が店に入り、ハンマーのようなもので陳列ケースを破壊。スイス製の高級腕時計「リシャール・ミル」「パテックフィリップ」など4本を奪って逃げました。どちらも1本で数百万円から数千万円もする海外の高級ブランドです。被害額は合わせて約2億円相当とみられます。
目撃者によると、逃げた男らは黒い服装で黒のリュックを背負っていたといいます。犯行はわずか10秒ほどだったとも報じられています。
警視庁は8月28日までに、男2人を窃盗の疑いで逮捕しました。2人はいずれもチリ国籍で、住所・職業は不詳です。年齢は20代と30代でした。容疑者の1人(33)は「腕時計を売って金にし、母国に持ち帰るつもりだった」と容疑を認めています。逃走中に盗んだ時計のうち3本を落としたとも話しています。逮捕時には、盗まれたものと同じ型の時計を持っていました。
犯行の手口

今回の事件は、短時間で証拠を残さず立ち去る「組織的な窃盗」の典型といえます。
①【下見】犯行の40分前、駅前で目撃される
犯行の40分前、JR中野駅前で男2人組が目撃されていました。あらかじめ現場や逃走路を確認していた可能性があります。
②【凶器で強奪】ハンマーで陳列ケースを破壊
店に入った直後、ハンマーで陳列ケースを割り、価値の高い商品だけを狙って奪いました。
③【即時逃走】電動キックボードでその場を離れる
電動キックボードで逃げたとの情報もあります。容疑者は、事件の数日前に来日したばかりだったこともわかっています。あらかじめ計画された犯行だった可能性があります。
犯行から逮捕までは3日というスピード解決でしたが、時計はまだ見つかっていないものもあります。
今日からできる対策
✅ 高価な時計や貴金属を目立つ場所に置かない
自宅の見えない場所や金庫で保管しましょう。窓際やガラス棚に飾るのは避けてください。
✅ SNSやフリマアプリに高額品の写真を安易に載せない
持ち物が知られると、狙われるきっかけになります。投稿前に一度立ち止まりましょう。
✅ 下見のようにうろつく不審な人を見かけたらすぐ通報する
自宅や店の周りで様子をうかがう人がいたら、その場ですぐ警察へ連絡しましょう。
✅ 中古の高級時計や貴金属は信頼できる店で買う
出所のはっきりした店を選び、盗品売買に巻き込まれないようにしましょう。
✅ お店を経営している方は防犯設備を見直す
防犯カメラやセンサーライト、防犯ガラスの導入で「狙いにくい店」だと思わせることが効果的です。
もし被害に遭ったら
自宅や店に泥棒が入った、または不審者を見かけたというときは、すぐに110番へ通報してください。
- 🚨 命の危険がある場合は110番:絶対に犯人と直接対決せず、まず自分の身の安全を優先してください。
- 📞 警察相談専用電話「#9110」:「盗まれるかもしれない」「下見をされている気がする」など、不安なことはこちらに相談できます。

わずか10秒の出来事とは、恐ろしいものですね。用心とは特別なことをするより、目立たせない、隙を見せない、その積み重ねなのですよ。